令和6年幕開け そして震災
皆様 明けましておめでとうございます。
令和6年初ブログ更新となります。
令和6年1月1日午後4時すぎ。
「能登半島地震」が発生。
最大震度7。
我が町富山・射水でも震度5強という、私自身過去に経験したことのないほどの揺れ。
身の危険を感じ、災害持ち出し袋を担ぎ家族とともに近くの小学校へ避難しました。
大津波警報、津波警報が発令されましたが、幸い射水地区は津波による大きな被害は無かったようです。
今こうしてブログを更新しているのが1月下旬。
まずは、今回の災害で亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、震源地近くのところでは未だ先の見えない状況の中、被災者の皆様の1日も早い復興を願っております。そして、自分たちの命がある事に感謝し、復興に向けてできることがあれば実行していきたいと思っています。
さてさて、
こちら新湊漁港についても少なからず被害がありました。
幸いにも、所属する漁船に大きな被害は無かったようですが、漁港内のあちらこちらで液状化現象が見られました。
そして断水。
製氷施設が稼働できず、本来なら1月4日から初競りが行われる予定でしたが延期。
予定より2日遅れて1月6日より市場が再開しました。
その他、定置網漁業では網を固定するロープなどが破損。ベニズワイガニ漁では、海底の地滑りが原因でカニカゴの大半が流されるという被害が、、、
そしてそして、白えび漁期外は底曳網漁業を行っております我々。
こちらの方はと言いますと、
海上に漁具を設置しているわけではないので、漁具が流されたとかっていう被害はないのですが、、、
事態はなかなか深刻なのです。
我々の漁場は富山湾西部。
かといって、その海域であればどこでも漁ができるというわけではなく
投網してはいけない区域があったり
複雑な地形をしている富山湾において、先人たちが培ってきた漁場だったり、けっこう限定的なのです。
ただでさえ限定されている漁場が、今回の地震による地形変動や地滑りで漁場形成に異変が、、、
魚よりも泥やゴミが多く入ったり、網がことごとく破れたり、最悪の場合は海底の突起に引っ掛かって網が上がってこないというケースも。
新湊漁協所属の底曳漁船は7隻ありますが、地震後、漁に出れば必ずどこかの船の網が破けています。
はい。
目で見えない海底のことなので、以前のように漁ができるようになるまでかなりの月日がかかりそうです。
そしてまた、白えび漁場についても同様。
海底を曳く漁法ではありませんが、何かしら影響がある可能性もあります。
4月からの漁に不安が募るばかりであります。
はい。
さてさて、
新年1発目の更新が暗い話題となってしまいましたが
今回はこちらの現況を発信するということも含めブログを書いております。
ただ、下を向いてばかりもいられません。
今年もまた、
いやいや、
これまで以上に「白えび」を中心に情報発信等々、地域活性を目指し精進して参ります。
皆様、本年もどうぞよろしくお願いいたします。